top of page

​What's "EOT"?

――――そうしてEOTは、少しずつおかしくなりはじめた。

2022年3月13日。

座・高円寺2で行われたEOT第7章は

2年の眠りから目覚めたタッグ戦は、ジャージの顔・キャベツの2人

禁止生という絆をほどかなかったヤオクロが優勝した。

2人とも初めての本戦進出。

どん底を味わった2人が研鑽を積み、王冠を戴き、その景色を逆転させた。

決勝では、関西からの刺客・染まるよとの対戦。

大喜利の可能性を感じさせる、深さや味、飛び抜けた発想が交錯する

高度な戦いがそこにあった。

2022年4月10日。

第7章からたった1カ月の強行軍。

聖地・高円寺StudioKに帰還して行われたEOT第8章は

長く参戦を望まれた赤黄色がついに参戦。

縦横無尽、傍若無人に己の大喜利を貫き通しその面白を証明して見せた。

まさに全試合がベストバウト。

特にタルタルソースとの決勝は、決勝史上初の再延長にもつれ込む大接戦。

原始的かつ強度のある“面白”を叩き付け合うその戦いには

大喜利の秘めた力と娯楽性を僕たちは再認識させられた。

そして2022年5月1日。

EOT第9章、もとい嫌OT開催。

準備期間は更に短い3週間。

まっさらなお題スライド。

1個も考えていないキャッチフレーズと前口上。

並行して行われる第7章と第8章の動画アップロード作業。

そして、慰安旅行に行くことも許されず、疲労困憊のおじさんたち。

そんな満身創痍のEOTが選んだのは、「嫌だお題のみ」。

それは手抜きとどう違うんだという変な縛りの大会だった。

しかし思い出してほしい。

嫌だお題が無ければ、僕たちは大喜利に触れられなかったはずだ。

誰でも手軽に扱えて、誰でも手軽に遊べることは発明だ。

それは“銃”が戦争のパラダイムシフトさせてしまったのと同様に

人類が得た新たな叡智ではないだろうか。

僕たちは、些か“嫌だお題”を舐めていなかっただろうか。

捻くれたEOTのお題につかりきった僕たちが

次のステップにいくために本当に必要なのは

“嫌だお題”だったのではないだろうか。

……よし、いい感じに釈明できたな!

そんなわけでEOT第9章。

正直もういいよと言っている人も多かろうとは思いますが

こちらは3年近く嫌OTのことを考えながらコロナ禍を過ごしてきたので

どうか今一度、最後のわがままにお付き合いください。

会場はまたもや高円寺StudioK。

そして、70人の予選サーキットと16人の本戦トーナメント。

そんな何も変わらぬEOTで“嫌だお題”の奥深さを体感してみませんか。

いつものルールで。

いつもの環境で。

そして、なんかこう、嫌だお題で。

大喜利を愛する全ての人へ。

Extreme(極限の)大喜利トーナメント、第9章・嫌OT。
ここに、嫌~な感じで宣言します。



                              令和3年4月11日

                          EXTREME OOGIRI CLUB

                                 主催

bottom of page