top of page
抽象的な赤い線

What's EOA?

―――ウケ続けろ、生き残るために

2023年、新型コロナウイルスの脅威も薄れゆく中、アマチュア大喜利に新たな展開が生まれた。

新規プレーヤーの爆発的増加。
多くの人々の努力によって間口が広がり、多くの人々がボードとペンを手に取るようになった。
新たな才能が現れ、交流が生まれ、化学反応が生まれた。
また一つアマチュア大喜利が世界を広げ始めた。


和気藹々としたクリエイティブなレジャー

それがアマチュア大喜利だと信じて足を踏み入れる人々が増加した。
そんな転機を、君たちは目撃した。


そうして、僕らは気付いたはずだ。
忘れようとして、だけど思い出してしまったはずだ。
信じようとして、だけど知ってしまったはずだ。

大喜利は、ちっとも優しくなんかない。

“面白さ”という指標は、あまりにも自身の存在価値に匹敵しやすいものだ。
面白くない人間は凡夫として見限られ、もう二度と他者に期待されなくなる。
実際はそんなことはないのに、だけどそう勘違いしてしまうだけの魔力がある。
そんなあやふやな価値基準が“面白さ”だ。

大喜利は、そんな僕らのレゾンデートルをベットする悪魔の遊戯だ。

滑れば世界が閉ざされる。
負ければ可能性が潰える。
刺さらなければ忘れられる。

そんな大事なことも伝えず誰かに大喜利を薦めた君たちの代わりに告げよう。

人を絶望させる酷薄な生存競争の坩堝こそ、アマチュア大喜利の本来の姿だと言っていい。

希望は絶望の先にしかない。

爆笑は苦悩の先にしかない。

だから、より深い地獄に足を踏み入れることでしか前に進めない。

さあ来たまえ、ここが極北の大喜利地獄だ。


我々が立ち上げた新たなる闘技場は、EOTよりはるかに優しくない。
同じブロックの過半数が敗退する予選。
同じブロックの1人のみしか生き残れない本戦。
そして、最後の1人になるまで敗北者をふるい落とし続ける決勝戦。

ここは、君たちに言い訳する隙を与えない

“面白さ”だけが支配する野蛮な知的コロッセオだ。

この殺戮劇場を生き残るための秘訣はただ一つ。
一瞬の隙なく、面白く在り続けることだ。

存在証明の鐘は、既に鳴り響いている。

慣れ親しんだ環境で。
慣れ親しんだお題で。
そして、まだ見ぬ新たなルールで。

大喜利を愛する全ての人へ。
Extreme(極限の)大喜利闘技場、第1章。
心機一転、ここに宣言します。

                          令
和5年4月14日

                                 EXTREME OOGIRI CLUB
                                         主催

bottom of page